ラジオジャーナリストのジョニーは、母親の死から疎遠になっていた妹ヴィヴに連絡を入れるが、彼女は精神を患う夫の面倒を見るために家を離れなければならないという。
ヴィヴがいない間、ジョニーは甥のジェシーの面倒を見ることになるのだが・・・。
モノクロ映像に私的には別に惹かれるところはないんですけど、全体的なカット構成、ストーリーラインが素敵で、バッチリ自分の中でハマった感じ。
そして何と言ってもジェシー役のウディ・ノーマンの演技が驚異的。ホアキン・フェニックスを相手に、あまりにも自然な表情、動きを見せてくれます。
ジョニーとジェシーが次第に打ち解け親密になっていく流れも、彼の演技でより説得力を生まれているように思われました。
物語の行き着くところは、都度挿入されるジョニーによる子供たちへのインタビューシーンとの絡みで分るように、子供たちの未来であって、それをジョニーがインタビューやジェシーとの関係を構築していく流れの中で、こちらにさりげなく投げ掛けるやり方は上手いと感じました。
内容が合う合わない関係なく、ウディ・ノーマンの演技は一見の価値あり。
