ヒップホップ

カモン カモンのヒップホップのネタバレレビュー・内容・結末

カモン カモン(2021年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

◼️自分の子供に想うことは、誰にでも当てはまる。

逃げたくなる時。
ズルしたくなる時。
サボりたくなる時。

よく、田我流氏のこの言葉を想い出している。

「自分の子供に想うことは、誰にでも当てはまる」

この作品は、一緒にページをめくりながら、自分の人生について、大切にしたい価値観について、自分自身がどう思うか、どう感じるかを確かめていく大人の読み聞かせのようだった。

怒ってしまうのも、イライラしてしまうのも、一人になりたくなるのも、笑ったり、泣いたりするのと同じ自分の中にあるピュアな気持ちである。

オトナになると、ガマンしたり、ムリをしたり、ウソをつかないといけない時があると思う。

それでも、自分に正直に生きることが、なによりも難しく、尊いモノなんだ。

ちょっと背伸びして読む哲学書みたいな、まっすぐ生きて、また戻って来たいと思える、そんな作品。

ひっぷほっぷ
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