カバディダック

カモン カモンのカバディダックのレビュー・感想・評価

カモン カモン(2021年製作の映画)
3.0
言葉がずっと途切れず、映画に余白がなくて、辛かった。作品に気持ちがついていかない。

モノクロームの映像は美しいし、主演3人もよかったと思うけど、言葉がぎちぎちで、それを書いたマイク・ミルズが見えすぎる。書きすぎだと思う。

せっかく物語の要素に肉声や街の音のレコーディングがあるのに、その良さがわかってないんじゃないかと思った。無音の部分があるからこそ、映画も肉声や街の音も引き立つと思う。それに、「平凡なものを残す」というのがいいのに、この映画には平凡なものがない(アメリカのインテリ層には平凡なものかもだけど)。

切羽詰まった人は言葉が過剰になるということかもしれないけど、それにしても…。