すくいあげるべきものが多すぎて
何度でも何度でも反芻したい作品。
まずは落ち着いたグレーのトーンが美しい。
叔父と甥
兄と妹
母と子
妻と夫
それぞれの対話が交差しながら、
少しずつ関係性が明るみになっていく。
まるで魔法のよう。
さらにこの物語はアメリカの各地で子どもたちにいろんな質問をしながら進んでいく。どれもリアルで鮮烈で心に刺さる言葉たちである。
子どもに真摯に向き合う映画でありながら自らの内面の自省も促してくれたような
とにかくこの作品を讃える言葉をこれ以上見つけられない。
余韻がとてつもない。