#ミッドナイトスワン
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"優しすぎた愛の物語"
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○脚本・原作企画・監督: 内田英治 オリジナル作品
○出演:草なぎ剛 さん
服部樹咲さん
田中 俊介さん
吉村 界人さん
真田 怜臣さん
上野 鈴華さん
水川あさみさん
田口トモロヲさん
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ビジュアルポスターの一言を知らないで観ました。
鑑賞後、あの一言をみてもう一度見たくなりました…。追いスワン確定です。
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草なぎさん演じる凪紗さんに最初すごく違和感がありました。
しかし、映画を観すすめるうちに馴染んでいって
ふとした仕草やセリフ語尾で優しさがダダ漏れている凪紗さんにどうしようもなくハマりました。
それを受ける
樹咲(みさき)ちゃん演じる一果、不器用さ思春期真っ只中の役は見事でした。
優しさを受け取って、優しさを返せる一果ちゃんに感動。
迎えるエンディングがすごく切なくて、悲しいけれど
人間として成熟していく姿、受け継がれていく優しさ、母性なのでしょうか…その愛の形は完成されていたと思います。
とにかく、個人的に服部樹咲ちゃんの受け取り方とバレエでの返し方、表現の仕方がとにかく最高でした。
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1番好きなシーンは、
白鳥の頭に着けてるやつをあげるシーン。
あんなに優しくあげるって言われたら
嬉しいに決まってる。
涙が勝手に出てきてしまったシーンでした(;´༎ຶٹ༎ຶ`)
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物語の大きなきっかけを作る、一果ちゃんのお母さん役。
最初、誰だか分かりませんでした。
でもこういう自分勝手な親って居るよね、
うわぁぁぁ、そんなに怒らないでよ、 …
なんかイライラしてきた…
でもこんなにイライラさせられるなんて
この女優さん凄いなぁ…
今まで知らなかったけど、世の中にはこんなにナチュラルに世界に馴染んで魅せてくれる女優さんがいるんだな。
そんなふうに思っていたら、
水川あさみさんだと徐々に分かっていきました。
やられたという気分でした。
そして有名とか、実力派とかそういった世間一般的なフィルター無しで観ていて
いいことってやっぱいい事あるんですね。
素敵な女優さんなんだなぁと改めて感じることが出来ました。
アンダードッグにも出演されていましたが正にそちらでも、大事な役をになっていました。
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オリジナル作品のいい所は、
監督さんのやりたいことを軸にやりきれる所なのかなと思います。
その分大変さも増すと思いますが、
ここまで熱量の高い作品に仕上げられていて、感無量でした。
この世の中にこの作品を残してくれたことに感謝したいと思います。
映画っていいなぁ。