『全裸監督』、『神と人との間』などを手がけた内田英治が企画、監督、脚本、原作を手掛けたヒューマンドラマ。
ストーリーは、養育費を当てにして育児放棄された少女・一果（服部樹咲）を預かるトランスジェンダーの主人公・凪沙(草なぎ剛)が、次第に彼女と心を通わせていく…というもの。
まず、主演の草彅剛と服部樹咲は文句なく素晴らしかった。
ただ、やっぱりストーリはう～んと個人的には思ってしまったな。
この映画ってジェンダー、家族のカタチ、思春期の少女たち、そして難病（厳密に言うと後遺症みたいなものか）についてなどなど…テーマがありすぎて、切り口は良いんだけど一つひとつを丁寧に処理できてないから凄く薄っぺらく感じてしまった。
何かまるでドラマの総集編を見せられてる気分でした。
あと妙にステレオタイプなキャラクター（金持ちのいかにも金持ちっぽい感じ、広島のいかにもヤンキーな感じ）はギャグなのだろうか？正直、一果のヤンキーファッションとか笑ってしまった笑
草彅剛のファンなら観に行って損はない映画だと思いましたね。
そうでもない人には…う～ん。
