邦画で、草彅くん主演という注目作ながら、
ここまでアンダーグラウンドであり、
LGBTを題材に切り込んでくるとはすごい。
気持ちは女性だけど、毎日どこかで感じてる歯車の狂い、
自分で納得させても何がきっかけで壊れるか分からない。
偏見なんてものは感情がある限り
この世から消えないものだけど、
鮮烈で、衝撃で、
重くも美しくブレない生き様を見ると、
改めて人生とは、と考えたくなるような内容。
根本にある家庭の問題として、
一番多感な学生の時期をどう過ごすか、
誰に影響されるかって、とても大切で、
その環境が崩壊してたら、
自分では何が正解か、分かるわけもない。
この作品では、
バレエをやりたいという唯一の感情から、
全てを巻き込んでいくけど、
一人でも理解をしてくれる人がいるだけで、
つまらない無意味な日常にも、
一筋の光が差し込んでいくものなんだと。
苦しい、逃げたい、
でも生きる意味はみんなある!