自分の中で1番好みの物語。
全ての主要人物の「生まれながらにして持っているもの(ジェンダー、家、才能とか)」に対しての「葛藤」の話かなと。
そう思うと、自分はあまりにも恵まれてるとふと感じたのは、登場人物たちが可哀想になっているからとかじゃなくて、自分の感覚と人との出会いやかけてもらった言葉などのタイミングが合うべきときに運良く合っていたからなんだと思います。
とにかく音楽が美しい。映像が美しい。演技も美しい。
美しくて儚くて抱きしめたいけど脆くて無くなってしまいそうで。そんな不安定な所に必死にもがいて立っている。静かにゆっくりと鉛のように心の中に沈み込んでいく映画でした。
はぁ、愛って…。
