大絶賛されて当然の映画やなコレ。
同性愛に関わる映画は色々と見てたから
「これもその系統かな?」と思って観たら
見事にカウンター喰らったわ。
トランスジェンダー。これはまたこれで
違う次元の性の問題ですわ。
ここに踏み込んだだけでも、この映画は
日本映画史に残る偉業。
そして草彅剛と服部樹咲の主役二人。
この二人がとんでもなく上手い。
草彅剛は本当に中盤以降「母」に見えたし
服部さんは絶望状態からのあのバレエよ。
毒親の心無いひとことが忘れられない、
言ったらアカン事もわからんのか。
肉親すらも理解してくれない絶望感。
あの場面まるまる、記憶から消せないレベル
のデキだった。
切なさ、悲しさ、虚しさ、やるせなさ。
様々な負の感情てんこ盛り過ぎでしんどい。
故に見なければならんのよ、我ら皆。
そんな訳で、久々に出たよ批判したらアホやでコレと言える傑作。粗もあるけどね。
少しネタバレ気味なので見たくない人は
これ以降はスルーで。
友達ちゃんのあの結末は理解不能。
ここは、もう少しやりようは無かったのか。
色々と考えられなくとも無いけど、
この物語に必要だっかな?と思う。