マイノリティを可哀想に描いて感動させるマジョリティのための映画だと思う
自分はトランスジェンダー当事者では無いからトランスが社会からどんな扱いを受けているか正確に知らないけど、一応マイノリティの端くれで周りにトランスの人がいる身として言わせてもらうと、この映画はトランスをただただ悲劇的に描き過ぎだと思う
今の世間はここまでマイノリティに風当たりが強くないよ?病院や会社の面接であんなこと言われないよ?性別適合手術はほぼ失敗する事ないよ?社会は良い方に確実に変わってきてるんだよ
この映画はそういうところが時代遅れに感じる
時代にあわせて映画もちゃんと変わっていって欲しい
トランスのことを全く知らなかった人が知るきっかけになる映画かも知れないけど、あまりこの映画を観て知って欲しくはない
今の時代もっと他にいくらでも良い作品があるんだからそっちを見てほしい
この映画の内容はマイノリティの辛い部分を煮詰めて濃くしましたって感じで現実的でなくて、世間にトランス含めたマイノリティを生きづらい可哀想なものだと誤認して欲しくない
こんな時代を逆行してる映画を影響力の大きい監督やキャストで作らないでくれ