はさみのり

ミッドナイトスワンのはさみのりのネタバレレビュー・内容・結末

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

草彅剛のトランスジェンダーと
1人で上京してきた姪っ子との日々。

もう何処でも絶賛されてるが、
本当に草彅剛の役作りは圧巻で、
かなり勉強されたのかなと思った。

原作📕はざっくり知っており、
映画🎥の方は少々の違いアリ🐜だった。

先ず幼少期のシーンが無かったので、
凪沙の育ちの辛さが物足りなく感じた。
(海パン🩳のエピソードは2回言ってたけどね)

また、ラストも違っているが、
こちらは一果の未来に希望が見えるので、
モヤモヤしない終わり方で良かったなと思う。

一果への母性が芽生える迄は
自分自身への"何で""自分だけが"等と
いつもネガティブ思考が付き纏っていた凪沙。

一果の思いが汲み取れる様になってからは
突然短髪にして就職しようとしたり、
ずっと躊躇してたオペを実行したり、
自分を受け入れ、乗り越えようとする覚悟が見えた。
全ては一果の親として、生きていきたいと決めたから。

前半で茶色のコート🧥を着て、
身を細めて地味目に歩いてた凪沙が、
オペ後、実家へ行った時は
真っ赤なコートに変わってた。
些細な事だけど、気持ちの変化が見えた。
実家の家族には受け入れて貰えなくても、
一果の親になりたい、
一果にとって大事なバレエをさせてやりたい、
そんな思い一心で、
ポジティブに堂々と帰った...んだけどな😢

そんな一果は毒親を選んだ☠️
しかし、毒親=水川あさみが、
いつの間にか改心したって...
え⁈ほんま⁈いつ⁈て頭がグルグル🌀
その辺りの説明は無かったかな。
まだまだ、ストレスや不安に駆られると
腕を噛み、自傷行為をしてしまう一果だったが、、、😓

一果にはバレエ🩰があって良かった。
環境は違えど、りんという友達がいた事、
バレエの才能を引き出してくれた先生がいた事。
命を賭けて守ってくれた凪沙との事。
これら全て、自分は不幸では無かった、と思えます様に💓

作品通しては、
一果役をした服部樹咲ちゃんの演技が凄かった。
喋らなくても、その表情が凄く訴えかけてくる。
あとバレエは本当に美しい😍
手脚が長くてポーズも決まって映えてた✨


オマケ、
クライマックスとエンディングで流れた
ピアノ曲🎹は、ちょっと荒削りで
なんか昔っぽく聴こえた😅
折角なのに勿体無い感🥲
はさみのり

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