圧巻の一言。
観賞後、しばらく余韻で頭の中がいっぱいになりました。なかなか感想や感情をまとめられなかったです。でもそれが、またこの作品の良さで、論理ではなく、心でありのままに感じることができる右脳的な捉え方となる映画なのだと思います。
草彅さんをはじめ俳優陣の素晴らしさ、脚本の素晴らしさ、演出の素晴らしさ、音楽の素晴らしさ…それぞれの素晴らしさはもちろん、関わるすべての人の想いと、チームワークによって出来上がった作品であることが伝わってきました。
凪沙、一果、早織、りん…苦悩を抱える登場人物にそれぞれ共感する場面があり、胸を打たれます。社会を多面的に見せていて、日頃SNSやニュースなどで表層ばかりを知ることの多い現代において、とても大切なことを改めて感じることができました。そのような社会的な一面もありつつ、バレエが題材ということもあり、全編とても美しく、印象的なシーンが散りばめられている。ストーリーへの没入感が半端なく、あっという間でした。
是非、多くの方に観て感じてもらいたい作品です。
