…哀しい映画だったな。
まぁ、そうなるであろう予感はあったけど。それにしても、全ての悲劇の根源がトランスジェンダーにあるように描かれていて、ちょい不自然だった。
「どうして私だけ」と泣いた後に落ち着くのは、「私だけ」じゃないことを本当は知ってるから。世の中は不公平だと知ってるから。一泣きすると"特別じゃない"と思える。何をどう背負って生まれようと、自分の選択しだいなんだな。
一果の力強く、しなやかな踊りが未来を切り開いていく感じがして胸熱でした。
母になりたかった凪沙も、
裕福な家庭に育ったリンも、
孤独と暴力の中に育った一果も、
それぞれの方法で羽ばたいたんだね…