ゆう

男の優しさは全部下心なんですってのゆうのレビュー・感想・評価

2.2
『愛がなんだ』のような恋愛群像劇なのかなぁと思っていたら、突然幽霊出てきたら、ハメ撮り流出させられたりと、劇中歌の後藤まりこも相まってかなりエキセントリックな内容だった。

辻千恵さんがめちゃんこ可愛いのでアイドルムービー的な意味では最高だったが、愛をどうこう考えさせる訴求力には欠けているように思う。

舞台挨拶で監督が、『この映画をダメンズに騙される女の話と言われる事が多いけど、別に騙されてるとかそういう風には思ってなくて、人ってその時その時で最善最良の選択をして、今があると思うので…』みたいな話をされているのが印象的であった。
確かにこの手の話ってリアルでも一面的なところで語られガチだけど、選択している彼女の責任もあるわけで、一方的な物言いは個人的にも違和感がある。

そういった意味では派遣の同僚くんが、ダメンズ達の話を茶化しながらも、どちらが悪いとか断定しないスタンスだったのがバランス取れてて見せ方として上手かったなと思う。

しかし、監督が27歳と若くてびっくりしちゃったな。
今後の作品にも期待したいです。
ゆう

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