辛いことをことばに出して助けを求めることは、容易くない。
わかってもらえるだろうか？
助けてもらえるだろうか？
おまえが悪いと責められるのではないだろうか？
本当は、自分が悪いのではないだろうか？
そんな風に孤独になり行き場を失う。
でも、相手と同じ経験のない者が理解し手を差し伸べることも決して容易いことではない。
法は、心の傷を理由に優しさなどないがたとえ罪を背負うことになっても真実を理解してもらえることは大きな救いとなるのだろう。
人は他人に与えた傷の大きさを知ることはない。時として、傷を与えてしまったことさえ気づいていないかもしれない。
傷つける者も傷つく者もとても哀しいと思う。
