大木茂

アントマン&ワスプ:クアントマニアの大木茂のレビュー・感想・評価

3.4
タイムリープ(ある時から一斉にスリップからリープになっていた)から
今度はマルチバースが氾濫していきそうな感じがするな
2、3年後にはマルチバース映画ばっかり作られそう
坂道系が『メタマルチバース』みたいな曲リリースする未来見える見える

異世界モノとかもこの世に希望を見出せない人達(心の底からそう思ってる人が果たして何人いるのかは疑わしいし、そうカテゴライズしたがる人の声のデカさなのかもしれないが…)の所為で大量に作られちゃったり虚しくなるから心配
シンウルトラマンでもマルチバースって言葉出てきてちょっとサムかったもんな
馬鹿の一つ覚えとか食傷気味になって古臭くなるのだけはさけてもらいたい

「世界線」って言葉も個人的になんか苦手だからあんまり湧いて欲しく無い感ある

DCもマルチバースに手を出してホントマーベルの二番煎じなトコあるよな
マジでジャンプとマガジンだよ(マガジンの方が実は創刊が先ってのもね笑)
リブート、過去キャストのカメオなど良い事もあるけどあまりに便利過ぎてなんでもアリにならないかがものすごく不安なんだよね
(例えば擬似的に命は一つではないみたいな生死感の軽視や一気に人が死んでも別の宇宙だから安心みたいなのは見たくない)

予告のエブエブはめっちゃ面白そうだったな
聞いた事無い監督と脚本だったけど
製作がルッソ兄弟だったんだね
そう思うとジェットリーの「ザ・ワン」って早かったんだなぁ〜

タイムリープは『あの時こうしていれば』
異世界は『この世界では無双』
マルチバースは『正しい選択をした自分』
巻き込まれるならいいかもだけど
冴えない主人公がこのテーマの中心だとやっぱり逃避を連想しちゃうな



今回、アントマンはケイパー、コメディの要素はひたすらなくて
まさかの初代スターウォーズみたいな世界観で既視感が凄かったわ
タスケンレイダーみたいなのとか
砂漠、宇宙基地とかモロだった笑
こんなあからさまにやっていいのか?ってくらい
あとポストサノスのカーンなんだけど
あまりに喋りすぎてラスボスの威厳や哲学が感じられなくて残念
ミッドクレジットはバカくさすぎて逆に楽しみになってきたわ
ドクタードゥーム、ギャラクタス、マグニートあたりが早く参戦して絶望とカリスマ性を与えてほしいね
あとサプライズ?キャラはあの配置で合っていたのか謎だな
たまにアイツいろんな媒体で見るけど既存キャラクターで消化していいものなんだろうか?
逆にアントマンだからあの奇天烈を出せたって事なんかな?
でもシステムの名前で個人名ってわけでもなさそうだからまた違う形で出てきそうだよな

肝心のアントマン本編なんだけど
個人的にポールラッド好きだから普通に楽しめたし娘ラブおじさん、パパ大好き娘だから普通に良かった
ホープが毎回印象ガラッと変わるよね
今回ジュリーアンドリュースみたいだったわ
あとミシェルファイファーは綺麗なおばあちゃんだな
それにしても勿体ぶりすぎだよな

スコットラング祭りはちょっと面白かったしなんならちょっと泣けたわ
可能性の具現化し過ぎだけど根は一緒って実はヒーローの器だよな
今回、終始キャシーのガーディアンだったからお父さんスコットいっぱい見れて楽しかったわ
あと約束破られて怒って大暴れするのも面白かった


サブタイトルがオシャレだよね
ジャイアントマンでも上手いなって思ったし
大木茂

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