SHOCKER戦闘員の映画日和

アントマン&ワスプ:クアントマニアのSHOCKER戦闘員の映画日和のレビュー・感想・評価

4.2
アントマン3作目にしてMCUシリーズPHASE.5のトップバッターという立ち位置でもあるため、
今後のMCUを引率していく一本になるだろうと改めて感じました。
近年顔を出し始めた-マルチバース-というワードも一見すると分かりづらい印象も持たれますが、
本作から登場する征服者カーンの存在を置く事で視覚的にもシンプルで非常に見やすかった印象でした。
ある程度予習できる環境が整っている方はドラマ版-ロキ-を見ておくとより本作の持つカラクリに対して没入出来る作りになっているのも尚良し。
とはいえやっぱり主人公アントマンですので、蟻を従えて戦況を引っ繰り返す底力や肉体を自在に変化させて潜入したり戦闘に活かすスタイルというのも作品を追う事に着々とパワーアップされていて好印象でした。
世界観はミニマムだけどそこで起こっている事は超膨大。という大きさの対比という意味でもそれぞれのシーンに工夫が効いており素晴らしかったです。

ここからMCUというシリーズがどう広がるかは本当に未知数ですが、途方もなく長い旅路になる事は間違いないと思いますし、今年はガーディアンズも公開が控えている事から自分なりに考察しながら今後も末永くMARVELヒーロー達の活躍が続くよう願っております。