tomy

アントマン&ワスプ:クアントマニアのtomyのレビュー・感想・評価

3.8
遂にフェーズ5の開幕
やっと物語が動き出した感じがしてきた

ただアントマンの作品として考えると勿体無い部分があったような気がする
これまでは現実世界だからこそ他の対象物との大きさの比較ができて、拡大縮小の描写に面白さを感じることができたんだけど、量子の世界に入ってしまうとその見方が通用しなくなるから、サイズの体感が分かりづらく、拡大縮小の描写がありきたりなものに感じてしまう部分があった
それに量子の世界というよりも宇宙空間のようであったのも残念なところ
ただ、量子世界にも色んな文化が存在していて、そこに住む生き物の造形が面白かったから、それだけをじっくり観てみたい気持ちはある

よく考えるとアントマンって、シリアスになりすぎず、かといってガーディアンズたちみたいにネタに振り切ることもない、なんとも言えない立ち位置という印象が強かったけど、エンドゲームでも重要なキャラクターだったし、マルチバースの世界を本格的に描いていく上で重要なキャラクターなんだよね
今後サノス的な存在のボスになっていくと言われているカーンの初御目見の場として(劇場公開映画としては)アントマンの作品が選ばれたことで、よりキャラクターの重要性が増したのかなとも思える

それにしても、カーン役を演じていたジョナサン・メイジャーズの演技凄かった
ロキの時は能天気で飄々とした印象だったんだけど、今作ではその時からは想像つかないほどの怖さで驚いた



[以下、ネタバレ]

キャプテンアメリカを彷彿とさせるような戦闘シーンだったり、エンドゲームのようなアッセンブルのシーンがあったりして、結構感慨深いものではあった


今作では量子世界で能力が制限されているとのことだったが、それにしてもサノスの時のような圧倒的ラスボス感がなかったところは結構気になるし、一つ目のエンドクレジットの評議会?に集まってたガヤみたいな小物カーンは何なんだ笑
追放されたカーンとかスコッドのセリフだったり、一つ目のエンドクレジットを見る限り、評議会カーンズからアース616を守るキーパーソンとなるのが追放カーンの可能性がありそう?


やはり、語らずにいられないのは2つ目のエンドクレジット
出てくれると思っていました!
遂に登場してくれました!
ロキ様!
もうロキ様が見れただけでも大満足
それにしても劇場版の作品のエンドクレジットでドラマに繋がるって、今まで無かったような気がする

ただ最後まで観ずに帰ってしまう人たちがいたのが不思議 
作品が始まる前に「エンドクレジットまで観てね」ってあんなに丁寧に書いてくれてるのに、途中で帰っちゃう人はなんでだろう笑
tomy

tomy