フェーズ5の開幕にふさわしい、シンプルで王道で親子愛溢れるストレートなヒーロー映画。
そして久しぶりのハッピーエンド。映像なんかも全部ひっくるめてMCU版スター・ウォーズだった。
サノスが残した問題・課題をいろいろ紹介していたフェーズ4だったけど、フェーズ5はその解決策を提示していく感じかな。今作ではピム粒子を使って食料問題や再定住問題を解決しようと動き出していた。
と同時に世界の終わりを強引に止めようとしているカーンを隔離したスコット達。
視点を変えれば「どちらも正義でどちらも悪」問題にまたもや直面することに。アベンジャーズ5では今作カーンとの共闘もあり得そう。
共闘といえば、キャシーが開発した発信器がなんやかんやで量子世界と行き来できるポータルのようなものになったので、アベンジャーズ5の最終決戦に進化したアリや31世紀の武器を再利用した量子世界住民たちを召還できるのは心強い。
原作の画像で何度も見た「カーン評議会」の様子がポスクレでそのまま実写化されていたのは面白かった。
…けど、カーン自体は同士討ちで数名に減るとは言え、複数のカーン（軍）vs.アベンジャーズは壮絶な死闘になりそう。
過去2作と比べてコメディ要素は少なく、ほぼ量子世界でのストーリーだったので3バカの登場がなかったのが残念。3バカ+スコットが経営しているセキュリティ会社のスピンオフが見たい。
人気ヴィランのモードックが活躍もそこそこで雑に退場したのも残念。スピンオフが見たい。
