沖縄旅行中にどうしても沖縄っぽい映画が観たいと考え、鑑賞しに行った作品。
作りは完全なドキュメンタリー。能登半島で育った女の子が進学を機に沖縄に暮らし始める。彼女は沖縄の人々の優しさに触れることでここは良い場所であることを実感する。しかし、それだけではなく、米軍基地の問題について、地元の人々の本音を聞き、沖縄が抱えている問題点について新聞連載という形で本島に住む私たちに伝えるという事をしていた。
沖縄に住む人々にとって、米軍機の落下の危険性や米兵が起こす性犯罪など、危険と隣り合わせである状況が少なからず存在している。沖縄在住でない私としてはどうするのが1番良いのか意見を述べるのが難しい内容だと思えた。メリットデメリットどちらともあるはずだ。しかし、実際に沖縄戦を体験し、今も沖縄に住む人々にとって現状は、沖縄だから米軍基地がたくさんあるのはしかたがないという差別のようなものを受けているように感じることは致し方ないように思えた。実際、この作品を観て、沖縄の人々の本音に触れるような機会を得られ、現状を知ることができたのは素晴らしいことである。
こちらの作品は沖縄でどうしても行ってみたかった「シアタードーナツ」というミニシアターで鑑賞。こちらの名物はドーナツで、映画を観ながら一緒に食べることのできる夢のような場所だ。しかし、自分が行った時にはドーナツは完売していて、結構泣きそうになった…。次回は必ずリベンジしたい。
