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ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記のjのレビュー・感想・評価

4.2
沖縄慰霊の日に。

沖縄と自分を重ねる高校生、菜の花ちゃんの目線で見る映画。

行政には人の心が重要と言う校長先生の言葉が印象的。
どうして国は民意を蔑ろにできるのだろう。

おじいたちの明るさの理由を語るところと内地と大和の違いは風化させないというところでは?と語る菜の花ちゃんもよかった。

学生の頃、沖縄旅行をしたときに基地が目と鼻の先にあることに驚き、滞在中そのことを忘れられなかったことを思い出す。それまでは戦争の事は知っているつもりでも、どうしてもビーチや観光ばかりを目で追っていた。だから、沖縄のまだ終わっていない現状に愕然とした。
したはずなのに、自分の中に潜在的にまだ差別意識があることに、成長していないことに絶望した。本当に反省。ここからまた勉強して、発信して、世界に変えられない私にならないと。
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