オースティン・バトラーのエルヴィスからエンタメのシャワーを浴びて、トム・ハンクスのパーカー大佐からはいや〜な人間ドラマを見せられて、これが交互に展開するから、ペースをつかむのにちょっと疲れました。
だけど、幼少期、監獄ロックが大音量で流れる家だったので、私はずっとゾワゾワして興奮していました。
スクリーンの向こう側に行って一緒に熱狂したくなっちゃった。私もあの場にいたらブラを投げてたかもしれない。
それにしてもこんなトム・ハンクスは見たことないわ。
荒地の魔女(言い過ぎ?)みたいな風貌でイヤな役。別人のようだけど、声はちゃんとトム・ハンクスでした。
ステージへの愛と、大人の都合の間で翻弄される姿は、エンタメ界の人権などを考えさせられて旬なテーマのように感じました。
最後の本人映像、泣かされました。
長いと思ったら、160分もあったんですね!思い返せば贅沢な時間を過ごしたな。
エンドロールもキラキラしていて、エルヴィスへの愛を感じました。
レトロな雰囲気の劇場で観たのも私には正解だったかも。