2022/07/08
2022年48本目(劇場25本目)
監督 バズ・ラーマン
オースティン・バトラー
トム・ハンクス
"着地できない鳥"
アメリカの音楽界に彗星の如く現れたロック・スター、"エルヴィス・プレスリー"。
世界を熱狂の渦に巻き込んだスーパースターの、栄光と苦悩の生涯を描く伝記ドラマ。
良かったです。
158分というかなり長めの作品ですが、B・ラーマンらしい派手で大仰な演出と、目まぐるしく変わる物語、ものすごいテンポの速さで1秒たりとも飽きる事なく、気がつくとエンドロールでした。
エルヴィスに熱狂する女性ファン達の興奮の凄まじさ、そしてライブシーンの画面から迸る熱量、
世論や大人達に何度邪魔されても、自信のポリシーを貫き通そうとするエルヴィスの姿に憧れと同時に畏怖すら感じてしまう。
栄光、挫折、復活、波乱にみちた人生、ラストの歌唱シーンは涙が溢れてとまりませんでした。
エンディングロールもB・ラーマンらしいキラキラした感じで、もの悲しいラストから明るい気持ちになれた作品。
良作です、ぜひ劇場で!