たばた

エルヴィスのたばたのレビュー・感想・評価

エルヴィス(2022年製作の映画)
3.3
うーん、彼の音楽の偉大さもスターとしての悲壮感もあまり伝わってこなかった。実はバズ・ラーマンとこのストーリーって相性が良いようで良くないのか…?華やかなステージとそれ以外のコントラストがもっとあっても良かった気もする。
観ている間、このタイミングで作って文化の盗用に触れないってのも気持ち悪いけどノイズになっちゃうのかな、とか、パーカー大佐を特殊メイクのトム・ハンクスに演じさせてストーリーテラーにまでする意味って何?って思うけど、それやらないと地味になっちゃうのかな、とか色々考えてしまった。
オースティン・バトラーはカリスマ性をよく表現出来てたし、吹き替え無しの歌唱は素晴らしいと思ったけど、全体としては期待を超えなかった印象。
それにしても、この映画のあの終わり方ってどうなんだろね。結局最後にそれ出してきちゃうの?っていう。エンドロールとかならいいけど。ズルいというか、オースティン・バトラーに失礼というか。

ちなみにエルヴィス・プレスリーって、個人的にはフェミニンな印象が一切無いんだけど、この作品の前にもジョナサン・リース・マイヤーズがエルヴィス役やってたりするし、本国ではそういうイメージなのかしら。
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