作曲家ジョナサン・ラーソンが書きたかったものとは…？
あと数日で30歳を迎える作曲家ジョナサン・ラーソンは試聴会のため作曲を急いでいた…
ミュージカル作曲家ジョナサン・ラーソンの自伝的ミュージカル。今作はミュージカル作曲家の現実を描いたミュージカル作品となっており、天才作曲家のイマジネーションを目の当たりにできた。彼は自分の身の回りのものからインスピレーションを得て作曲に活かしていくが、恋人や親友とのゴタゴタがありなかなかうまくいかない日々を過ごしていく。そんな心の葛藤をミュージカルで見せていくのは心に響くような旋律だった。
しかし主人公を演じたアンドリュー・ガーフィールドももちろんだが歌う人たちの歌唱力は言わずもがな高い。Netflix配信が主な本作だが、少しでも映画館で上映してくれるのは嬉しい限り。映画館じゃないとミュージカル映画の本当の輝きは見られないと思う。
最初から最後まで実にミュージカルな自伝映画で満足な仕上がりだった。
