ま

ロバマンのまのレビュー・感想・評価

ロバマン(2019年製作の映画)
3.2
凄く真面目な映画を見た後に凄くフザけた映画をレビュー。
これぞシュール・自虐の極み。吉田照美が68歳の誕生日記念に撮った映画らしい。

68歳だから「ロバ(68)マン」。
馬面(ウマヅラ)ならぬロバ面(ロバヅラ)だから「ロバマン」。
ロバマンに変身できる時間は68秒。
映画の収録時間68分。

毎日世の中の自分勝手な人物やらに不満をもつ冴えない中年男。彼の唯一の楽しみはその不満を書いたハガキを投稿しラジオでパーソナリティーが読んでくれること。投稿してる番組が吉田照美のラジオ番組という設定なんだけど本人じゃなくて物真似の人がやってるのが面白かった。

ある日ロバの宇宙人に変身グッズをもらった男は「ロバマン」に変身できるようになり、正義のヒーローとして活躍。

イジメ、パワハラ、セクハラ、詐欺、世の中にはびこる悪人達を次々と懲らしめるのだが、意外と暴力的なロバマンは賛否の声。

俺は正義のためにやってるだけなのに… 悩むロバマンの前にレジェンド・月光仮面がアドバイス。

登場してくる役者・タレントがイチイチクセ強な人たちで素晴らしい人選だった。
みうらじゅん、熊谷真実、なべやかん、笑福亭鶴光、唐橋ユミ、秀島史香(声だけ出演・ラジオDJの人)、極めつけは伊東四朗(タフマン)。
※たぶん吉田照美とリアルに交流の深い人達と思われる。

タブレット純のクダリと安倍・菅元総理らの物真似が一番ツボりました。

ロバマンの歌も意外と良い曲。走り方が「おじさん」って感じの走り方。究極にダサイけど、どこか憎めないオジサンヒーロー。
吉田照美さんが最高でした。自分をあそこまで自虐して笑いに変えれる人は素晴らしい。
ま