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アダムス・ファミリーのNEOakiradjのネタバレレビュー・内容・結末

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

テレビドラマ、アニメーションで人気が高かった原作「アダムスのお化け一家」を、『メン・イン・ブラック』シリーズのバリー・ソネンフェルド監督が映画化。魔女のおばあちゃん、大男で無口の執事、勝手に歩く「ハンド」たちと共に暮らす一風変わったアダムス一家の生活を、シュールでナンセンスでコミカルに描いて大ヒットを記録。後に『バッファロー'66』などの人気女優となるクリスティーナ・リッチ(当時11歳)も本作でその個性的な魅力が注目された。
●バリー・ソネンフェルド監督は、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟のデビュー作『ブラッド・シンプル』で撮影監督を務め、兄弟が契約した出世作『赤ちゃん泥棒』『ミラーズ・クロッシング』の撮影を担当した。特に『赤ちゃん泥棒』でのスピーディで変幻自在の撮影テクニックは、監督デビュー作である本作でも堪能できる。
●アダムス家の当主ゴメズ役のラウル・ジュリアはプエルトリコ出身でブロードウェイで活躍後、『哀しみの街かど』『夜の大捜査線/霧のストレンジャー』『ワン・フロム・ザ・ハート』などに出演、『蜘蛛女のキス』でゴールデン・グローブ男優賞の候補となった。『アダムス・ファミリー2』の後、1994年に胃癌と脳卒中の併発により54歳の若さで急死。
●モーティシア役のアンジェリカ・ヒューストンは、名監督ジョン・ヒューストンの娘で、父親が監督した『女と男の名誉』でアカデミー助演女優賞を受賞している。私生活ではジャック・ニコルソンと長年のパートナーだった。
●ウェンズデーを演じて注目されたクリスティーナ・リッチは9歳で『恋する人魚たち』に出演、本作出演時は11歳だった。17才で出演したアン・リー監督作『アイス・ストーム』、翌年のヴィンセント・ギャロ監督・共演作『バッファロー'66』で演技派に脱皮した。
●フェスターとしてアダムス家に潜入するゴードン役のクリストファー・ロイドは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのドク役で知られる個性派俳優。近作に『ピラニア3D』『ピラニア リターンズ』など。
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