sakura

永遠が通り過ぎていくのsakuraのレビュー・感想・評価

永遠が通り過ぎていく(2022年製作の映画)
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いつから映画を見る時に、自分の過去の感情や記憶を追憶するようになったんだろう。わたしも口が硬いママのように、自分の過去を鍵がのかかった宝箱のような場所にしまってもう誰にも話さなくなるのかな。知ってる、知ってる感情。知っていた気がする感情。どこかで殺めて私、世界に適応できる私になろうとしたんだよね 多分そうだ。そうだった。いつかの自分を知らないふりして、最初から苦しくなかったように綺麗に泳いでるふりをする。金魚みたい。ごめんね、不器用じゃないって証明したくて忘れたふりした過去のこと。でも、この映画に反射する私は、もっともっと傷ついていた。もっともっと苦しくて、ただ踊りたくて壇上を眺めていた。それは不器用なんかじゃない、心が求めていた光だったんだ
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