ヒラリー

眠る虫のヒラリーのレビュー・感想・評価

眠る虫(2019年製作の映画)
3.5
金子監督舞台挨拶、音楽Tokiyoさんミニライブ付き
ムラボ2018グランプリ
バンド練習の為乗ったバス
鮮やかな黄色のワンピースに目深く被った白い帽子の女性から聴こえた微かなメロディ
その女性が降りた1つ先で降りて、追いかけて、日も落ちていつの間にか寝落ちて終点。
一緒だった筈の女性はいなくなってて残された忘れ物木箱
メモを頼りに返却しに行き、なりゆきのままおじさん宅に招かれる。
知らない人の部屋にあがり、出されたものを口にする。
勧められると拒めなくてぞっとしたけどポイントはそこじゃなくて。
冒頭からふわふわした音楽が現世とあの世のあやふやさが現れてて、終盤でハッとした。
まさかいるとは思わなかったし、帽子を取った姿はなんか見てはいけないもののような気がして。
でも普通に受け入れられてたし、翌朝小さいテーブルに乗った朝食を囲む3人がなんか微笑ましかったり。
閉店を眠るという表現したのなんかすごく良いな。
終わりじゃなくてお休みなんだなーって。
人も虫も死んだあとの事なんて化学的に証明されたものはないけどあの虫はおばあちゃんかもしれないしおばあちゃんじゃないかもしれない。
全体的にあやふやな空気でふわふわ夢心地な不思議な感覚の1時間でした。
渡辺監督が好きなのでいつ出てくるかな~って思って見てたらまたクセの強いヤバい奴だった。
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