眠る虫の作品情報・感想・評価

眠る虫2019年製作の映画)

上映日:2020年09月05日

製作国:

上映時間:62分

4.0

あらすじ

「眠る虫」に投稿された感想・評価

べん

べんの感想・評価

2.0
ポレポレ東中野にて。死生観は良いし、耳が良いことアピールも良いんだけど、なんか鼻についた記憶。
ずっと観たかった金子由里奈監督『眠る虫』を。バスに揺られて迷い込む、生と死の曖昧な町。市井の人々の何気ない生活を、場所と物質の何気ない記憶を、淡くて少しダークなセンスで慈しむ62分。映像と音楽の一体感がとても良かったな。
さっ

さっの感想・評価

-
2駅分以上あるバス車内の長まわし、映像もそうだけど音声が素晴らしくて、聴くべき音←→ノイズという普通の位階秩序や音楽との住み分けをぶち壊している。かなりクセになる。窓外~室内~(ひとりでに)閉まるドア外までキャメラがドリーバックする最初のショットもとても気持ちがいい

個人的な趣味で言うと後半の家族の話にはあまり乗れなかったので是非前半の文体をつきつめた作品が見たい。

サントラ買った
主人公が乗り込むよりずっと前からバスの中の世界が映されているのがすごくよかった。
主人公がいて世界があるのではなくて、
世界があって主人公がいることに感動した。
梨奈

梨奈の感想・評価

4.2
とにかく映像が綺麗、人間を撮る映画でもあったけど音楽や情景、イメージで語りかけてくるあたり素敵

死んじゃったとか眠っちゃったとか生とか死とか
めちゃくちゃ好みだったし鳥肌立ちました。すげ〜

特に音の使い方に食らってしまった。
佳那子の世界の中で流れているはずの「虚構の中の現実」の音と、メタ的に添えられた「虚構の中の虚構」の音。それら「虚構」の音は、フレームという境界を時に侵犯して「現実」の音になろうとする
虚構の中の現実⇄虚構でさえも時折分からなくなるくらい(バスのシーンとか意図的に音をずらしてた気がする)
そういった不明瞭な境界が常にある中で幽霊も形をもって登場していると、人間と我々自身は果たして自然な存在なのかどうか

要は「あれっ?」っていう違和感がずっとあったってことです笑

音楽もカッコよかったです、Lily Chou-Chouの時のSalyuみたいな
2回目 2021/9/19

生きている者と死んでしまった者。
それらが曖昧の世界。
私たちは、本当に"生きている"と、しっかりと言えるのか。

閉店した喫茶店を覗いたおじいちゃんの言葉
「(場所が)死んじゃった。あ、眠ってるだけか」の感覚が好き。
場所は、人の息遣いの集積。

外からの明かりに反応するかのように、かつての息遣いが光り、会話しだす。

・人間アンプ
・そのそれぞれの光りは映画
という感じ、素敵だな。

おばあちゃんが、おじいちゃんと「お電話」についての会話してるとき、その目や肌の輝きが可愛らしくって、いいなと思った。
おひな

おひなの感想・評価

3.8
観たいと思いつつタイミング逃してたけど、今日トークショー付きで観れてよかった!

正直トークショーなかったら、薄気味悪くて心地よい映画としてしか観れてなかった気がする。人間至上主義を脱する、すごい。
この街でこの作品を見れたことも、私とも同世代の金子監督と山中監督がお話してるのを聞けたこともとてもよかった。

下北沢映画祭@北沢タウンホール
長回しのなかにじわーっと違和感が流れ込んでくる感じ、もはや心地よかった

言葉が少ないのに詩的な感じがする不思議な感覚を味わった
土間埋

土間埋の感想・評価

3.5
ガメラの金子修介の娘のデビュー作。

バスの迷惑乗客集...というかほぼ心霊映像な冒頭からずっと凄い。
日本の日常生活にアピチャッポン的な異界がすんなり馴染んでる。

@北沢タウンホール
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