ピュリッアー賞を獲得したマージョリー・キナン・ローリングスの小説をもとに小鹿を通して少年の成長を描いた作品。
1878年。
バクスター一家はフロリダのジョージ湖近くの森を開墾して生活していた。
父親のペニイ、母親、そして11歳の息子ジョディーの三人暮らし。
ある日、飼っていた豚が盗まれ、ペニイ父子は豚を取り返しに出掛けるが、途中で父親が毒ヘビにかまれてしまう。
偶々見つけた雌鹿を撃ってその肝臓と心臓で毒を吸いとるが、殺した雌鹿には仔鹿がいた。
ペニイは命をとりとめ、ジョディーは仔鹿をフラッグと名付けて大切に育てる。
やがて仔鹿は成長し、農作物を荒らすようになる。
果たして一家は仔鹿をどうするのか.....
ジョディーが子鹿とともに人として成長し、現実社会で生きることの難しさも学んでいきます。
美しいフロリダの映像も素晴らしい。
「もう子鹿じゃない」
第19回 アカデミー賞にて撮影賞、美術賞を受賞(1947年)
第4回 ゴールデングローブ賞にて主演男優賞を受賞(1947年)