仔鹿物語の作品情報・感想・評価

「仔鹿物語」に投稿された感想・評価

イシ

イシの感想・評価

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クラレンス・ブラウンけっこう好きやけどこれはなんか長いな~と思った
フロリダ北部の森林地帯で農作を営むバクスター一家の幼い息子と仔鹿フラッグの物語。
微笑ましいジャケット写真とは異なり、その内容はとても厳しく、大自然の恩恵と損害、幼い少年の喜びと悲しみを色濃く描き、観た者を見事に裏切る。

自立と自己責任の国では、たとえ子供であろうとも父は息子に責任を持たせ、息子はその責任を果たし成長していく。

美しいテクニカラーと絡み合う初出演の少年俳優クロード・ジャーマン・ジュニアの演技が光る名作だ。

133 2019
さ

さの感想・評価

3.5
これ!ぜひみてほしい!アマプラで配信されてる!
主人公の男の子と仔鹿の可愛さがたまらないよ~そして話も普通におもしろい
昔の映画ってわかりづらいところが結構あるなあと思うんだけどこれはそんなことないし子供にもオススメ!
chiyomi

chiyomiの感想・評価

3.5
最初から最後まであの母親が嫌いでした。きっと…何不自由ない現代に生きている自分なので、作物を食べられるという理由で仔鹿を殺すという悲しいシーンが観ていられない。お薦めされて鑑賞しましたが…感動は薄かった。
初見。字幕。
厳しい時代を生き抜いたアメリカの開拓者である家族そしてその子供の成長を描いた物語。

森や動物など、自然の描写がとにかく優雅で綺麗。特に熊と犬の格闘シーンの迫力と美しさは目を見張るものがありました。どうやって撮ったんだろこのシーン。

しかし優雅にみえる大自然も裏返してみればそこは過酷で厳しい環境。開拓者である一家に様々な試練がやってくるんですが、そんな中ふとした事がきっかけで一家の少年は1匹の小鹿を飼うようになります。自然と動物が大好きな少年は小鹿を大切に大切に育てますがやがて厳しい現実に直面するようになります。大自然の掟と言うんでしょうか、理想と現実の壁を突きつけられる。もがき苦しみながらもそれを受け入れて成長する少年の姿が胸を打ちますね。

その少年を見守るお父さんとお母さんが作品にさらなる深みを与える存在になってます。お父さんは頼りがいのあるまさに一家の大黒柱みたいな存在で子供をいつも優しく見守っています。お母さんの方は威厳がある厳しい雰囲気で一見冷たい人に見えますが誰よりも家族そして子供を大切にしてるのがわかる、そんな存在です。これはアメリカの理想の家族像なのかもしれませんね。なんか観てて暖かいです。
Hiromasa

Hiromasaの感想・評価

4.9
感激した。

先日、祖父の家に行ったら、祖父が若い頃に見た映画のパンフレットの束があった。中に『仔鹿物語』のものもあり、興味を惹かれて、DVDで見たのである。
その、公開時(昭和24年)のパンフレットで、淀川長治が、トウモロコシ畑が屋内に作られたセットであることを知って驚いた、と書いているのだが、暴風雨のあと、グレゴリー・ペックが「ヒア・カムズ・ザ・サン」とつぶやくシーンなど、セット撮影の真骨頂という感じがある。

その暴風雨の場面もそうだが、夫が妻に良い布を買ってくると妻が「ムダ遣いをして!」と怒りながらも内心では喜んでいる、というところなど、テレビドラマの『大草原の小さな家』とそっくり同じである。もちろん開拓者を主人公にした作品など他にも無数にあるのだろうし、俺はまったく無知なのだが、『仔鹿物語』では隣人一家との関係が特にいいのではないかと思った。隣人たちははじめ粗野で滑稽だが善良な人間として登場し(犬と銃を交換する場面はこの映画中でも最もすばらしい)、街でのケンカがあってもその印象は変わらない。だが、そのあと、豚の消えるところからがすごい。ここの展開は未見の人のために言わないでおくが、見たら必ずシナリオのうまさに舌を巻くはずである。
意地の悪いところもあるが憎めないやつ、というステレオタイプを超えて、生々しい人間関係を描いていると思った。

隣人一家はむろん脇役である。
全体としては少年の「成長物語」なのだ。
この少年は、表情がすばらしい。だが、重要なのは鹿だ。家にやってきたばかりの子鹿が牛乳を飲んでいて、少年があわてて鹿を取り上げて行くところから、徐々に展開する筋があるが、その緩急のつけ具合の見事なこと! それが主題と対応しているのでもある。
母もまた、いい。笑わない女として登場し、凡百の映画のように何かのきっかけで笑顔を取り戻したりもしない。子鹿を飼うことになったとき、父が母に「この子が飼う鹿なのだから口出しや干渉はしないようにしよう」と実質的には妻への命令である言葉を口にすると母は「まだなにも言ってないわよ」と不満げに答える、というシーンは、俺に自分の母のことを思い起こさせた。
3人で炉辺に座っているとき、父の冗談に続けて、母が「犬は卵から生まれたりしない」というのがオチになる変なエピソードを語ったら、父と息子はただ呆れ、笑いもしない、というところも生々しく家族の「性格」を印象づける。

だが、単にストーリーテリングの巧みな映画だと思われると困る。
真に感動的なのはむしろ映像それ自体だ。
冒頭、川の流れを見つめる少年の前に、鹿の群れが現れ、次いで、藪から姿を見せたアライグマの親子が映される。明らかに「作られた」シーンなのに、いい。
合成技術を駆使した、熊を追いかける場面も不思議に面白く、草むらの中の熊を写すところではハッとさせられるし、トウモロコシ畑の周りに建てた柵を鹿が楽々と飛び越えてしまう、その跳躍は美しい。
家出をした少年が倒れこむようにして乗った木舟が川を流れ出すのを上から撮っている場面は、似たような場面をいくつもの映画で見ているはずなのに、(だからこそ、なのか)とても鮮やかな印象を残す。
子鹿と共に森の中を走る少年の走り方がまるで鹿のようであるところは、yearlingという言葉を使って息子と子鹿を重ね合わせようとする父親の口ぶりをはるかに超えた説得力を持つ。

0.1点減らしたのは、映画があまりにも健康的だからで、それが名作たるゆえんなのだが、俺には少しつらい。
いちばん馴染めそうなのは何か空想的なことをしゃべっていて、早死してしまう、足の悪い少年だが、彼はなぜか俺には強い印象を残さないし、何より、『仔鹿物語』という映画には、この少年の存在をも包含してしまう、やさしくてしかも健康な世界が描かれているのである。
説教くさい、とか、優等生的、とかいう批判の通用するレベルを超えたところにある「名作」だからこそ、俺は反発を感じるのだろう。
それはもちろん、惰弱で享楽的な今の自分をただただ肯定していたい、という甘えから来ているとも言えるわけだが。
Sweetie

Sweetieの感想・評価

3.7
未知を怖れない開拓者精神、そして動物と人間の共存の喜びと難しさを感じた。

ジョディの Pa(パパ)の言い方が可愛かった。何度も呼んでてお父さんに懐いているのがとても伝わってきた。褒めて育てることに関心がある私にとってはジュディのお母さんは現実的なんだけど結構厳しかったと思う。ただ、強い愛は伝わってきた。

子鹿に再会したときのジョディの表情がたまらんかった☺️💓鹿を守るために懸命なジョディが愛おしい。ジョディの成長過程が見られる。

お気に入りのドラマ、大草原の小さな家のような路線で、この作品も楽しめた。ただ、最後の子鹿に対する選択は切なく、考えさせられる。
CGがはめ込み感あって、クスッとくるけど、内容は子供の精神的成長を描いた名作なので必見。
サバ

サバの感想・評価

3.5
題名からほんわかした物語だと思いきや、なかなかの厳しい物語。

フロリダの田舎の開拓地で暮らす父、母、息子の3人。
生きていくので精一杯。
子供を沢山亡くしたから、心を閉ざし、いつも怒っているお母さん。
お父さんはカッコイイ😍グレゴリー・ペック。
息子ジョディは、11歳。
ある時、お父さんが毒ヘビに噛まれ、毒を吸い取る為?鹿を撃ち殺し、心臓を取り出す。母鹿だったので。仔鹿が残され、ジョディが育てることに。


容赦無い自然の脅威が、一家を襲う。
そして鹿という野生の生き物。
人は食べないと生きていけない。
過酷な選択がジョディとフラッグに迫る。
きついな〜。
そんな運命を乗り越えて大人になっていくんだ。😭
すすっばらしい映画です。

前半は森でサバイバルもする「大草原の小さな家」みたいな感じ。
後半からやっと子鹿を育てる物語。
でもって、一筋縄では行かない生活に、最後はこれでもかってくらいに号泣してしまいました。
いやー、育てた鹿を殺すのは辛すぎるやろ。
仕事の疲れもあったけど、最近一番響いた映画なんじゃないですか、これは。

大人になるとは、生きるとは、家族とは、夫婦の愛、親子の愛、ほんとすっばらしいです。
受賞してないけど、個人的にはアカデミー賞作品賞!

第19回アカデミー賞8部門ノミネート
美術賞、撮影賞、
特別賞受賞。クロード・ジャーマン・ジュニア(子役)
ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞。

「こんな狭い世界だがここにいる事を感謝しよう」

2018/11/5/130人
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