マージョリー・キナン・ローリングスの同名小説をグレゴリーペック主演で映画化。
鹿と共に描かれる子供の成長物語。
人、動物の死が多く描かれ、生きることの厳しさが描かれる。
この時代、死産は多かったのかもしれない。
原題は
the yearling
1歳馬を意味する。
ジョディ自身のことでしょうか。
終盤の父親のセリフが良かった。
「人生は素晴らしいが楽じゃない」
辛くても前に進むしかない...
ジョディーが大切に育ててきた鹿。
どんどん成長していくがそれはジョディー自身もそう。鹿の成長とジャディーの成長をうまいこと合わせている。
「もう仔鹿じゃない」
農作物を荒らすようになった鹿を、育ててきた自らの手で殺め、それを乗り越えることでジョディーの精神的な成長を描いてます。
が、まぁなんと厳しいことか笑
人生は一筋縄ではないんやで!
人って辛いことを乗り越えて成長するんやで!というのを言いたいのはわかるが、
ペット殺す以外の表現方法は、ないんか?
本人にとっては下手するとトラウマになるレベルだし将来殺人鬼になる子もいるんじゃない?
意図してこの方法で子供を成長させよう!としたわけではなく、成り行きで仕方なく、だとは思うけどまあ〜可哀想!
自分の子供の死と向き合ってきた母親の、息子に対する態度がなんと厳しいこと。せっかく健康に育ってんだから優しくしろよ。
途中鹿にビンタしたり撃ったときはジョディと一緒に
テメーこのクソババア!!!!と叫んでしまった。...わたしはまだyearlingかも。
俳優陣はみんな演技が素敵でしたね。
ジョディー役の子の鹿殺した後の泣く演技がリアルで素晴らしかった。
グレゴリーペックも相変わらずカッコよくて良いお父さん役でした。似合ってるよねえ〜