ゆーたん

ザ・ウェイバックのゆーたんのレビュー・感想・評価

ザ・ウェイバック(2020年製作の映画)
3.5
人気者がいれば日陰者もいる。それが世の中の真理です。

有望とされていた。ところがなぜか突然、バスケットコートから去り、輝かしい未来を自ら棒に振ってしまう。それから数年が経った今、ジャックはやりがいのない仕事に行き詰まり、酒に溺れ、それがもとで結婚も人生への希望も失っていた。そんな折、彼は母校からバスケットボールのコーチを頼まれ、どん底から踏み出す。

本作を語るうえでもうひとり忘れてはいけない人物がいます。それは主演の“ベン・アフレック”。本作はアルコール依存症の男がどん底の人生を再起させようともがく物語。そしてご存知の方もいるように、“ベン・アフレック”も重度のアルコール依存症です。

もともとクリント・イーストウッド再来なんてもてはやされるほどに俳優としても監督としても成功し、アカデミー賞を登りつめた彼でしたが、そこからは急激な下り坂。アルコールに溺れ、リハビリするもまたもぶり返し、そのせいで妻とも離婚し、完全に負のスパイラルに陥っていました。

ともあれ“ベン・アフレック”を語るうえでも欠かせない映画です。別に“ベン・アフレック”の伝記映画というわけではないのに、彼の人生の一部を見せられているような気分になります。
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