左隣の人が号泣していて、右隣の人が笑ってた。私は黙々と見てた。
無声映画からトーキーに移りゆくハリウッドの中で、出てくる人たちが身体的にも精神的にも生きて、死んでいった。
話は繋がっているけど、場面ごとに雰囲気が全然違くて。アップダウンが激しくて、いい意味で振り回された。
見終わった後に残るのはトランペットの音と、マーゴット・ロビーが机の上でハイヒール履きながら軽快に踊っている姿。
いつの時代も生き抜くためにみんな必死で、キラキラ輝いてる時は見てるこちら側も目をキラキラして見るし、最悪な環境の時はしかめっ面で見た。
もっと映画の知識があったら…と思う部分はたくさんあったけど、それでも監督の映画愛はしっかり伝わってくる、よき映画でした。