EmmA

バビロンのEmmAのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
3.2
「ラ・ラ・ランド」大好き‼︎
マーゴット・ロビーは女神さま!
そんな私だが予告を観ても、うーむ
正直、観るか観まいか逡巡していた

そして観終わった結果

デイミアン・チャゼルどこへ向かう?
なんだかすっかり疲れ果ててしまった

ハリウッド黄金期とされるサイレント時代の
裏側には狂乱と騒々しさがひしめき合ってて
トーキーに移り代わってからの映画の現場は
静けさで息が詰まりそうになる

そういう静と動の対比みたいな部分を
見せつけられたのは面白かった
でも同じような題材の「雨に唄えば」
みたいな温かみやユーモアは微塵もない

トーキーに順応出来なかった映画人の
転落と衰退をとことん描いているから!
と言われればそれまでなのだけれど
何故それを描く必要があったのだろうか?

ゴシップ記者がすっかり落ち目のジャックに
映画スターとは何たるものかを
語りかけるシーンは唯一グッときたかな
(あれを言われるブラピはどんな気分かしら)

酒池肉林もゾウもヘビもワニも
絵空事に思えて、私にはついていけなかった

所々流れる「ラ・ラ・ランド」のアレンジ曲
によって意識は完全にそっちへトリップ

スパイク・ジョーンズがランニング一丁で
監督役をしてるのは、なんか笑っちゃった
EmmA

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