BAUARMAN

バビロンのBAUARMANのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
3.9
Dolby Atmosで鑑賞。
映画史の総復習といった感じの映画。

サイレント映画全盛期の時代に生まれたスターや成り上がりを夢見る若者たちが、トーキー映画、スクリーン映画と変化していくハリウッドに翻弄され挫折を味わいつつ、交わりながらそれぞれの人生を歩んでいく。

それにしてもサイレント映画の撮影現場ってあんな劣悪で所狭しとセットが並んでるとは(笑)
確かに音声入らなかったら真横で関係ない撮影しててもいいしなぁ。
BGMをその場で演奏してるというのも初めて知った。

トーキー映画も照明とか密閉されたスタジオの登場とかでかなり暑く大変そう。
俳優の声や演技が評価されるようになってきたので、舞台俳優出身にとってはアドバンテージであり、サイレント出身のジャックやネリーにとっては厳しい時代。

スター達が時代の移り変わりで落ちぶれていく様はなんとなくワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドに近い雰囲気。

個人的にはトランペットやってた身としてはシドニー・パーマーが上手すぎやろというのと人種差別的扱を受けて最後はあっさりと辞めていってしまったのでもっと観たかった。

豪華絢爛で映画史の勉強もでき、昔のハリウッドの雰囲気も好きなのでまた鑑賞し直したい映画。
劇中のテーマ曲からララランドのフレーズも入ってて懐かしかったので、まずはララランドから再鑑賞しようと思う。
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