Bouboumayuge

バビロンのBouboumayugeのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
4.5
映画愛に溢れる劇映画

タイトルまでで相当アガる!

トーキー移行期の栄枯盛衰を
ものすごい熱量で描いた大作

時代を再現したセットや衣装
華やかな演者の安定した演技

踊り出したくなるブラス曲から
泣かせるスコアまで相変わらず
画面とのシンクロ率と精度の高い
劇判の数々。いい仕事してます

表層はマーゴット・ロビーの
情緒豊かで奔放な姿で飾るが
その実、泥臭い人間ドラマを
テンポ良く軽快に見せてしまう
離れ業といっていい程の手腕

長さを気にせず没頭する世界観
(演者がうまそうにタバコを
ふかすので喫煙者にはキツいが)

ラストの高揚感は監督の真骨頂
悲哀溢れる展開に加えて今回は
映画愛に溢れる驚愕の見せ場


で、なんでバビロン?


聖書では、その名は「バベル」として登場する。創世記では、「混乱する」を意味するヘブライ語の動詞ビルベル(bilbél)から、「混乱」という意味で説明されている。現代の英語の単語「babble」(意味の無いことを話す)は、一般にはバベルという名前に由来すると考えられているが、直接の関係は無い。

とwikiには記してある。
なるほど。
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