個人的には好きだけど嫌いな人が多いのも納得できてしまう内容。特にラストシーンは良い意味でも悪い意味でもズルいなと思う。冷静になるとそんなに中身のない話を良い音楽でごまかしているように感じるシーンもあるが、感動しちゃったので負け！みたいな気持ち。ずっと糞や薬物やゲロで汚いシーンが続くが、綺麗な部分だけを描かない、美化しないという信念が感じられるようで好感。登場人物たちの盛衰に合わせているのか前半は小気味良いテンポなのに後半は少しだれる。3時間超はちょっと長すぎるかも。演技ではマーゴット・ロビー、ブラッド・ピットの存在感に負けないディエゴ・カルバが特に良かった。
