このレビューはネタバレを含みます
いやー、アメリカでの評価が悪かったのも頷けるけど、その不評以上にエネルギッシュで監督マジで自分の好きなもの全部ぶち込んだんだなと言う感じ(笑)
前半部分のはちゃめちゃなサイレント映画の撮影からトーキー映画へ変わったことで撮影が変化して熱が冷めてしまったような感覚がまるでジェットコースターのようだった。
でも変わらないのはカットを取り終えた時の満足感というのがなんとも良かった。
大スターに無名の新人女優、そして映画の一部になりたいというマニー、一番この作品で全てを観ていてこの作品の主人公なのはもしかしたらトランペットを吹いていたシドニーかもしれない。
しかし話の構成からして誰も救われなそうだとは思ったけど、まさかここまでとはw
クソから始まり、最後はあんなにズルイ終わり方をするのは批判されるのも分かる気がする、作品の構成めちゃくちゃだしwでも個人的には大好きな映画になったかもしれない、大画面でこの映画を観てここまで満足したの久しぶりかも(笑)
3時間の尺も確かに長すぎるかもしれないけど、映画を観てる限り体感では2時間も感じなかった。
最後は個人的な感想だけれども、サイレント映画からトーキー映画への移り変わりを描いた雨に唄えばをもろにオマージュして、古参の映画レビュアー達から批判くらってるけど、1人だけ時代についていけず最後は疲れ果てて自殺してしまったジャックと同じように、そういう人たちも新しいものについていけなかったのではないかな?