ヒラセシオ

バビロンのヒラセシオのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
4.7
まるで暴走列車。180分が一瞬だった。
デミアン・チャゼル監督はララランドのイメージが強い監督だけど、実はセッションも撮っている。セッションの狂気じみた感じとジャズが、今回のBABYLONにも感じられた。もちろんララランドのような、圧巻のカメラアングルや画面全体の配色も。

オープニングのパーティシーンは、劇場で観た方がいい。音に合わせて踊ってるようだった。まさに踊狂。


映画タイトルであるBABYLONは、4000
年前、神の想像を超え目まぐるしく発展したが、その後一気に墜落した巨大都市の名前らしい。
この映画BABYLONは、サイレント時代のハリウッドの異様な盛況と、トーキーによる墜落を、ものすごいスピード感で描いた作品だ。この時代のハリウッドは、警察や法設備が追いつかないほど急激に発展したため、映画で描かれるような無法地帯だったよう。
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