TomokiHayashi

バビロンのTomokiHayashiのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
4.2
酷評が信じられないくらい面白かったし笑った。ハリウッドが夢と狂気の幻想であることは本作から『ラ・ラ・ランド』まで変わりない。でもハリウッド・バビロンという帝国が、つまりはHOLLYWOOD LANDの看板から女優が身投げしたことによってその壮大な張りぼてがそそり立つ帝国が、ハリウッドという土地の下に、僕の足元に歴史として存在しているということに目眩がする。
軸となる4人全ての物語が面白い。
変態的なカメラワークなど、チャゼルと遂に和解できそう!しかしチャゼル監督、愛に未練があるのかと思うくらい、本作でも登場人物に酷な運命を与える。

今年上半期のベスト3は『ヴェネデッタ』『逆転のトライアングル』『バビロン』とゲロと糞尿祭りなので、ジョン・ウォーターズ大先生の本でも読もうかな。
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