TomokiHayashiさんの映画レビュー・感想・評価

TomokiHayashi

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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.6

映画としては犯人が捕まるまでと捕まってからと二度おいしい作り。
そうせざるを得なかった側の事情を考慮しないのはどこも同じ。

世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

4.4

観始めた瞬間からアンソニー•ホプキンス演じるバート•マンロー像が僕の祖父にそっくりだった。
本当に大切なことを知っているが、偉ぶらず、決して偏見を持たない。挑戦を恐れず、逆境を笑い飛ばす意志の強さを持
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エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

-

んーシカゴ万博がクライマックスなんだけど、そこまでがいかんせん地味だなあ。スプリットスクリーン久々に観たぞ

訴訟(1991年製作の映画)

3.7

米国PL訴訟においてあまりにも有名なフォード•ピント事件がモデル。
やはり原告側弁護士が”巨悪に立ち向かう正義”という描かれ方をするのは避けられないけど、不可能と思えた原告勝訴と高額評決、悪徳弁護士に
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サン・ジャックへの道(2005年製作の映画)

3.7

あらすじを読んで期待していた通りの面白さ!
三男が手ぶらのまま歩き出すのが面白過ぎるし、倒れた彼を兄姉が咄嗟に駆けつけ担ぐシーンには込み上げるものがあった。
旅は道連れ、町での再会や、すれ違ってゆく人
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救命士(1999年製作の映画)

4.0

新年初ニック
これはオールタイムベストにランクインするくらい好きかも。
眠たくて仕方がないのになぜだか目が冴えてしまって寝られないド深夜に観るのに最高な作品。

終末観漂うミレニアム前夜のNY(現在の
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ディア・ダディ 嘘つき父さんの秘密(2009年製作の映画)

4.1

全然知られてないのが悔しいくらい最高だった。この作品が好きな人は僕と同じくらい性格が悪いし仲良くなれそう。

エル・マール・ミ・アルマ 南米チリの海、そして人、出会いの旅(2011年製作の映画)

-

ラテンの音楽とサーフィンってなんかとても新鮮な感じがしたけど、サーフィンはもはや音楽や文学のように文化の一つなんだと感じた。
バルパライソ、懐かしかったな。

白夜のタンゴ(2013年製作の映画)

-

ブエノスアイレスでどことなくから聞こえてきていたタンゴ。
僕もフィンランドが発祥という説には耳を疑ったけど、本作を観て納得。
最後はお互いに理解し合える仲になって良かったね。

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

3.8

カウリスマキ組勢揃い!(犬のライカまで!)
ライブシーンもあるし、最後の映画の魔法には涙してしまう。
親切な気持ちを忘れずにいたい。

ビッグ・トラブル(2002年製作の映画)

-

僕がアメリカかぶれになった理由はNHKのシットコムと小学生の頃に読んだこの映画の原作小説で間違いない。それくらい何度も読んで、イメージを崩したくないから映画は敬遠していた。
昨年また小説を読み返したの
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どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

-

これもスコア付け不可能。

25年もの時間が経ち、誰かが間違っていたのか、何かが間違っていたのか、という問いに意味がなくなり、回答なんて出ない。
ただ”どうすればよかったか?”という問い自体が残る。

密輸 1970(2023年製作の映画)

-

海女さんは強し!
『モガディシュ』同様テンポの良さと緩急の付け方が上手い。
しかしサメに片脚を食べられてしまう描写はショッキングな部分は隠しながら、途中の刃物を使った肉弾戦は終始ゾクゾクしてこの監督の
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I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

3.6

VHS forever.
ほぼ同世代(当時僕は12-3歳)なのと、カナダの田舎町が僕が育った地元にそっくりなのとで、自然と愛着や思い入れが芽生えてしまう作品に出逢えた。
僕も親の車でレンタルビデオ屋に
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

-

絵はすげーカッコいいんだけどランティモス実はあまり合わないというか、、『聖なる鹿殺し』は好きなんだけどね、終始これは何を見せられてるんだっていう、、オシャレだから気持ち良いんだけど。

3話目が好み。
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ニッポンの、みせものやさん(2012年製作の映画)

4.0

消えて無くなってしまうものを、記録に残すこと。

子供の頃から、毎年地元の夏祭りにやってくる見せ物小屋が僕の頭から離れず、僕は上京してすぐに花園神社の見せ物小屋を観に行った。(大寅興業社だった。)
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.6

冷静に考えたらトンデモな展開なんだけど、黒沢清だからか何の違和感もなく(古川琴音の演技くらい。なんかあるだろうとは思った。)面白く観られてしまうのは一体なんなのだろう。
倉庫もそうだけど、ラストの車内
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モンキーマン(2024年製作の映画)

-

予想に反して面白いのかよ!デヴ•パテルはこんなコテコテのアクションが好きだったんだな。

サンタが殺しにやってくる(1981年製作の映画)

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今年のクリスマス映画!思ったよりちゃんとしていて(失礼)良い意味で裏切られた。ありきたりな感想だけどジョーカーやん。
ただ凍結した路面を走るのはマジで危ないから。そっちの方がホラーだった。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

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さすがの浅野いにお先生だとして、あのちゃんと幾田りらさんがなぜ時代の寵児となったか理由が分かった。

フェラーリ(2023年製作の映画)

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ようやく観られたアダム•ドライバー夫婦生活破綻3部作の最終章。
一応伝記映画になっているが、、なぜ生涯のうちのこの時代を選んだし。しかも割とあっさりと終わるので、真の主役は妻ラウラだったのでは、と。
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陪審員2番(2024年製作の映画)

3.8

今年一番の問いかけ。
イーストウッド、いろいろと思うところはあるけど彼なりのアメリカの良心を描き続けているところは共感できる。

最近の映画ではあまり見なくなった手堅い演出が逆に新鮮に感じた。
J•K
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レッド・ノーズ・デイ・アクチュアリー(原題)(2017年製作の映画)

4.0

最高!
首相の任期何年だよ(再選?)っていうツッコミは置いておいて、14年で変わらないもの(ラジオ番組が存続、官邸担当記者のメンツ、マークらの関係性)もあるし、変わったものもある(ジェイミー夫妻の言葉
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未来の想い出 Last Christmas(1992年製作の映画)

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バブリーなクリスマスと唐沢寿明目当てで鑑賞。あまりクリスマスは関係ないのと、唐沢寿明はカメオかと思うほどの一瞬のみ(台詞も無し)なので要注意。

ただサントラは当時の日本(というかソニー)のイケイケな
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ラブ・アクチュアリー 4Kデジタルリマスター(2003年製作の映画)

4.0

背の高いイケおじ英国紳士がたくさん出てきて眼福でした。
あらためて(ハリー•ポッター実写化とロンドン五輪以来、)イギリスの文化的層の厚さを実感。

飽きさせたり醒めさせたりせずに何度も盛り上がりを作れ
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セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

-

NETFLIXだけどジャウム•コレット=セラということで期待して観たんですが、、あまり集中できず。
車の中のカメラぶん回しショットは良い感じに頭おかしくて良い。

レッド・ワン(2024年製作の映画)

2.0

予想の4倍面白くなかったじゃねえか!

最後サンタがスパイダーマンみたいに家々を飛び回るところしか見どころがない。

トナカイがでかいのとキーナン•シプカが可愛いのと(しかし知らんうちにいなくなってた
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システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

4.0

“可愛い娘”

親をよくあるネグレクトな感じに描いていないのが新鮮だった。
一番辛いのはベニー本人だもんな。
監督は非常に真摯にシステム•クラッシャーと向き合っている。

キノ・ライカ 小さな町の映画館(2023年製作の映画)

3.1

なんかこのショットの断片を並べる感じ流行ってるの?
カウリスマキの映画に度々登場する町だとは知らなかった。昼に終わるからという理由で郵便局に勤め、走って映画館をはしごしていたカウリスマキはやはり最高。

時々、私は考える(2023年製作の映画)

4.0

また良い作品に出会えた。
アメリカにこんな北欧みたいな街があるんだと思って調べてみたら、オレゴンのアストリアというところなのね。(グーニーズ!)

人付き合いが苦手な自分にとって、この作品は共感しかな
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あるいは、ユートピア(2024年製作の映画)

3.7

みんな演技が達者だからそれだけで観てられる。
Covid-19後に書かれたと思われる本も滅茶苦茶面白い。

ジャスティス(1979年製作の映画)

-

そうだよね、本来は同時にいくつも案件を抱えているわけで(僕もそう)、悠々と一件についてじっくり時間を使える弁護士はいない。
でもそれらはひとつとして決して”とるに足らない案件”となってはならない。なぜ
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