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チャーハンのbのレビュー・感想・評価

チャーハン(2019年製作の映画)
3.7
社会背景が透けてこないことで有名な昨今の日本映画にしては意外と疑似家族、断絶、格差といった現代的なテーマが込められていて、しかも語り口が結構珍しい。若者の貧困や就職難がゆる〜く透けてくる前半と実は結構問題が根深いことが分かる(どんでん返し)的後半の展開のギャップ、それをつなぐ”マジカル”な花火シーン。それゆえ花火のシーンは2回目の方がジーンと来た。
・ 境界としてのドア、普遍的なよすがとしてのチャーハン。
・ビミョ〜に万引き家族を感じた、あとジャルジャルのコントとハングマンズノット。これもビミョ〜にだけどパラサイト(ポンジュノ版)も感じました。
・シンゴジラを意識したような東宝的SEは必要だったか。
・役者の”変化”する演技が上手だった。
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