映画祭報告会

明日かえるために、今日おきる。の映画祭報告会のレビュー・感想・評価

4.1
以前高田馬場(確認したら2018/4/21)で一度鑑賞し
今回の池袋シネマロサの『カレーとチャーハン時々、オトン』で
久々に観れると思ってたのに

『あるすばんの味』との日替わり上映だったので
観れず残念でした

さて当時のtweetや武石監督からのDMを探して
感想を書きますが

悲劇と喜劇は相対関係にあり
見方によっては悲劇も喜劇に変る

一見、遅刻癖の治らないしょうもない男の喜劇だが
本人にとっては本気で悩み苦しみ闘っている悲劇です

遅刻って、とても不義理な事で信頼を失う行為
社会人なら特にですが遅刻は失うモノも多く
それこそ、本当に遅刻を恐れて生きている場合もある

単なるコメディなんかでなく
本人の苦しみとううか恐怖、怖がってる姿というのが
よく描かれていると思いました

作品が現実と夢の境界線が曖昧なままというのも
主人公の不安定さを表していて僕は好きな表現です

あと布団様と言うらしいのですが
あの睡魔か夢魔の類のような女の子好きです

明日かえる(帰る)ために今日おきる
明日かえる(変える)ために今日おきる

主人公の、自分を変えたいと気持ちと同時に
ふとん様の元に帰りたいという
矛盾が融合する、すばらしいタイトルだと思います
映画祭報告会

映画祭報告会