いけたろう

ぐらんぶるのいけたろうのネタバレレビュー・内容・結末

ぐらんぶる(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

コメディのその状況にいたる脈絡がないこと自体はいいんだけど、積み上がらずに単発で提示される感じがしつこさを醸し出しちゃってる。上滑りしてる。
話がどこに向かってるのかわからないし回想も結構入って作劇がしつこいからちょっと退屈だった。
海に向かって叫ぶダイビングをやる目的、終盤まで隠す必要なかったのになと思う。
真剣にやる理由としてそれが見えてた方が色んなシーンがもっと面白かった気がする。最後のダイビングっていいなって気づきもちゃんと受け止められるのに。

コメディシーンは所々笑えたし楽しかったけど、性別とかアルコールとか結構デリケートなところを悪気なくやってるのはダメな人はダメだと思う。序盤のバモスの連発は普通にホラーかと思った。

ミスコンの一連のやり返すシーンも本当にただやられたらイヤなことをやり返すだけなので、主人公たちのキャラクターを描くという意味ではいいのかもしれないけど気持ちの良いものではない。

ダイビングの教習シーンになった途端に本当の教習映像みたいになったのはちょっと笑った。

もっと「海!」って感じで海洋生物の話とか地形の話とか海の中の音の話とか海中フォトの話とかダイビングの魅力をもっと伝えてくれる作品かと思ってたけどそんなことはなかった。


出演者はみんな体張ってたし演技も突き抜けてたので最高だった。竜星涼良かった。

与田ちゃんの白目が今作のピークでは。