このレビューはネタバレを含みます
鬼才ラウール・ウォルシュ監督による、50年代のフィルム・ノアール風の西部劇。19世紀終わり、ニューメキシコを舞台にした愛憎と復讐のサスペンスドラマ。
過去に起こった凄惨な出来事を隠して育てられた少年。母代わりと、その息子と娘!
母と子供三人で育つ少年は、時折り、あの日の悪夢にうなされる。
死の影に取り憑かれたかの様に、兄弟を殺し、妹の恋人を殺す羽目になるが、そこには過去の因縁を引きづる判事の細工があった。
濃密過ぎる展開は見事ですが、最後に明かされる過去の出来事が俗っぽいのも、ラウール・ウォルシュらしさ!?