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アンテベラムのdjangoのネタバレレビュー・内容・結末

アンテベラム(2020年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ面白かった!!!ゲットアウト、Usに続く設定で勝ってる面白さ。要は「ホステル」ってことだよね😂大好き!!

2回観ることをおすすめする!全ての答え合わせができて2回目の方が面白い。(詰んだ綿を燃やしたり、変に現代風の髪型だったり州の話をしていたり、よく見ればおかしいところがいくつもあった)

冒頭、「名前を言え」と言われるシーンでなかなか言わないの、クンタキンテオマージュかなと思ったけど種明かしされた後は切実。実際の奴隷達も元は別の名前があったんだよね。

不勉強なので不用意なことは言えないけど、奴隷は労働力として存在し、奴隷主はビジネスのために奴隷を働かせてたわけだから、ある程度待遇を良くしたり優しく接した方が労働効率が良いことを分かってた奴隷主もいたはず。「それでも夜は明ける」でも(家畜として)めちゃ可愛がられてる奴隷がいたし。だけどこの映画では完全に「ごっこ」だから労働効率なんてどうでもよくて徹底的に痛めつけられるだけ。苦し〜
ちなみに「それでも夜は明ける」の原作、頑張って読もうとしたけど2ページくらいで断念した。また読み直そう...

とことんアメリカ右派を怒らせる映画、もっと作られてほしい最高に面白いから。南軍の将軍だったロバート.E.リーの銅像が数年前撤去されたけど、ここにあったとはね。

ラストシーンは震え泣いた🥲飛行機が飛んでるだけの映像で心が締め付けられる。飛行機は主人公の帰郷を意味するのと同時に、黒人差別がDNAに刻み込まれたアメリカという国を抜け出す手段を描いてるようにも見えた。

そしてこの映画で「ホステル」の素晴らしさを再確認した。見返そう〜
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