この映画は米国版キャストによるブロードウェイ公演ではなく、英国版キャストによるウエストエンド公演を撮影したもの。
個人的にはブロードウェイ版のビリー・ポーターのローラより、英国版のマット・ヘンリーのローラの方が好きなので英国版が映像化されて嬉しい。ゴツくて迫力がある一方、長い手足を生かしたしなやかな踊りが素敵。
役者の顔の表情まで見ることができるのが映像の良さ。
特にチャーリー役のキリアン・ドネリーは、喜怒哀楽をしっかり表情で表現していて素晴らしかった。
生で見る舞台とはまた別の物として、英国まで行かずとも、過去の公演を、映像で楽しめるのは素晴らしい。
個人的な願望だけいえば、カラム・フランシスがローラ役だったオーストラリア版も見たい。そしていつの日かもう生で見ることの叶わない日本版も。
【追記】映画を鑑賞。力強いストーリーはそのままで、舞台向けにより華やかに魅せる場面を作り出したシンディ・ローパーとジェリー・ミッチェルに拍手。