リナ

トルーマン・カポーティ 真実のテープのリナのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

Filmarksさんのオンライン試写会にて。

大好きな「ティファニーで朝食を」の原作者。申し込むときに知り、これは絶対見なければ!と思っていたので嬉しかった。

内容はトルーマンの生い立ちを聞き取って回ったインタビューテープに基づいて生まれてから死後をたくさんの人々や本人の映像を交えて語るというもの。私の大好きな「ティファニーで朝食を」の映像が出てきた。原作と映画、全然違うのね。

全てがオシャレで生きているだけで映画の中にいるような人物。だけど本人は(母親の)愛に飢え、同性愛者で、非常に生きにくかった様子がまざまざと伝わってくる。愛してはいけない人への愛、大好きな友達を裏切るかのような暴露本を出し、薬やお酒に溺れていく様は複雑な気持ちになった。

スワンの方々はお人形のようで昔のファッションや音楽が好きな方には楽しめる映画だと思う。昔のNY、社交界も素敵すぎてクラクラする。

出てくる人物が多すぎて、どういう関係性なのかがわかりにくかった。パンフレットなどを見て、関係性を確認しながらもう一度見たい。ジンジャークッキーが最後に効いてくるのは素晴らしい演出。
リナ

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